「合組(ごうぐみ)」。聞きなれない言葉かもしれませんが、お茶の世界での「ブレンド」を指します。
ブレンドと言っても、フレーバーティーではありません。
微妙に味わいの違う原料となる荒茶を組み合わせて、安定した香りと味を保つ重要な作業です。
これを行うのは茶師と言われるお茶の鑑定ができる技術を持つ方々で、一般には製茶工場や製茶問屋さんに属しています。
日本ではお茶は一期作のため、春にしか茶摘みをしません。
この1回の茶摘みのものを例え1年後の茶摘みの前でもそれなりの味を保つように調整しているので、同じものを購入しても安心して飲めます。
コーヒーのブレンドやチーズにおけるプロセスチーズのような位置づけです。
これに対して、製茶園が自分のところの茶園のお茶1品種だけで製品にしているものを「シングルオリジン」と呼びます。
「シングルオリジン」は一般に産直で、産直と聞くと皆さん急に興味をそそられ、購買意欲が湧くのでは無いでしょうか。
でも、待って下さい!
お茶は農産物。年によって作柄が異なるので去年美味しかった茶園のものも、今年は天候不順で美味しくない可能性もあるのです。
普段お茶を飲み慣れない方、お茶への拘り、関心がさして高くない方は是非先ずは「合組」のお茶から入ってください。
合組のお茶は下記から検索できます。